低熱膨張キャスタブルは、厳選された低熱膨張性原料を適切に粒度構成し、これにアルミナセメントを配合して、スポーリングに対する抵抗性を最大限に発揮するように開発されたものです。この低熱膨張性キャスタブルには、石英ガラスタイプ、コージェライトタイプおよびチタン酸アルミニウムタイプがあり、いずれも熱膨張率が極めて小さいため、大きな温度変化があっても割れにくいので、バーナータイル、炉床、炉の天井などに使用できますが、特に金枠との関係で熱膨張を小さく抑える必要のある所に必要不可欠です。施工は、流し込み、コテ塗りなど用途に応じて選択できます。 チタン酸アルミニウムタイプは、アルミニウムやアルミニウム合金溶解炉用などに開発されたもので、溶融アルミニウムに濡れにくく侵食されにくい特長があります。 商品形態としては、キャスタブル粉末を防湿袋詰したものと、成形体を焼成したものがあります。